《広東語》(初級60) 期間を尋ねる
- 2017/5/18
- 広東語(Cantonese), 文法, 初級
- コメント:1件
前回「(初級59) 期間の表現方法」にて時間の期間について学びました。今回はこの期間を尋ねる表現について学習していきたいと思います。
期間に関する疑問詞
期間に関する質問は”いくつ”という意味の「幾(gei2)」と組み合わせて使います。まずは期間を尋ねるときの単語として何があるのかを紹介したいと思います。
日本語 | 広東語 | 読み |
---|---|---|
どれくらい | 幾耐 | gei2 noi6 |
〇年間 | 幾多年 | gei2 do1 nin4 |
幾年 | gei2 nin4 | |
〇ヶ月間 | 幾多個月 | gei2 do1 go3 yut6 |
幾個月 | gei2 go3 yut6 | |
〇日間 | 幾多日 | gei2 do1 yat6 |
幾日 | gei2 yat6 | |
〇週間 | 幾多個星期 | gei2 do1 go3 sing1 kei4 |
幾個星期 | gei2 go3 sing1 kei4 | |
〇時間 | 幾多個鐘頭 | gei2 do1 go3 jung1 tau4 |
幾個鐘頭 | gei2 go3 jung1 tau4 | |
〇分間 | 幾多分鐘 | gei2 do1 fan1 jung1 |
幾分鐘 | gei2 fan1 jung1 |
これに似た表を前回学習した「(初級59) 期間の表現方法」にてご覧になったと思います。この時の表の各単語に「幾(gei2)」をつけることで、それについての質問をすることができるようになります。また表中の「幾耐(gei2 noi6)」はとても便利で単位関係なく期間を尋ねているので便利に使うことができます。
「幾年」、「幾日」は、以前に「(初級39) 「幾」を使って時を尋ねる」で学習したように期間ではなく”西暦〇年”や〇月〇日の”〇日”といった時を尋ねるときも使います。
期間を訪ねる時の文法
文法 |
①[主語] + [動詞1] + [期間に関する疑問詞]? ②[主語] + [動詞1] + [目的語] + [動詞1] + [期間に関する疑問詞]? |
---|---|
意味 |
①[主語]は[疑問詞(期間)]の間[動詞]するの? ②[主語]は[目的語]を[疑問詞(期間)]の間[動詞]するの? |
文法は上記の通り前回「(初級59) 期間の表現方法」にて期間を述べる時学習した形式と同じで、期間の部分を期間を問う疑問詞に置き換えるだけとなります。
ではまずは①の場合の例文を見ていってみましょう。
質問:
回答:
上の例1は①の目的語がないパターンの場合のものになります。動詞の直後にその動作をする期間を述べるだけとなります。
では次に②の場合の例文を見ていきたいと思います。
質問:
回答:
これは例1とほとんど同じで”彼”という目的語を追加しただけとなります。目的語を取る場合は同じ動詞を2回述べる必要があり1回目の動詞の後に目的語、その後同じ動詞を述べた後に期間を述べるという形になります。
それでは以降に練習用の例文を用意しましたので聞いて慣れていきましょう。
例文を使って練習しよう!
質問:
回答:
この例文の回答の「學游水」は質問時から明らかなので省略しても構いません。
質問:
回答:
質問:
回答:
質問:
回答:
質問:
回答:
質問:
回答:
質問:
回答:
質問:
回答:
質問:
回答:
補足
「幾耐(gei2 noi6)」の「耐(noi6)」は時間に対して長いという意味を持っています。「耐」は以下の例文のように形容詞として使うこともできます。
日本語はセンチやメートルなどの”長さ”と時間に対する”長さ”は同じ言葉を使いますが、広東語は「長(cheung4)」と「耐(noi6)」で使い分けることに注意しましょう。
今回もお読み頂きありがとうございました。
関連記事(一部広告含む)
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。