《広東語》 (初中級07)好似~ : ~のようだ
- 2018/3/31
- 広東語(Cantonese), 文法, 初中級
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こんにちは!今回は「好似」を使った用法について学んでいきたいと思います。
「好似~」とは
文法 | 好似~(hou2 chi5~) |
---|---|
意味 | ~のようだ。~に見える。~に似てる。 |
見たもの、聞いたもの、匂い、肌で感じたものなど、五感で感じ取り”こうだろう、このようだという時に使います。日本語にすると”~みたい”、”~のようだ”という表現で感じたものを推測で言う時に使います。簡単な例文を見ていきたいと思います。
この例文ははっきりとはわからないのですが陳さんであろう人を見かけたときの例文です。「好似」は広東語でよく使用されるものですので是非覚えて頂ければと思います。
また、「好似」の直後に他の動詞や形容詞がくる事が多くあります。
この例文中では「好似去咗旅行」が「好似」を使った部分になります。他の動詞を使う場合は「好似 + [動詞]」の形で使います。「去咗旅行(旅行に行った)」とはっきりとは言えないのですが、そうであろう、見たところそんな感じであるというときにこの「好似」を使います。
次に「好似」と形容詞を組み合わせて使う時の例を紹介したいと思います。
この例文中では「好似好貴」が「好似」を使った部分になります。「好貴(高い)」ということを、値段を見てはっきりわかったわけではないのですが、そのスカートを見てそう感じたりしたときに使います。形容詞の場合はこの例3のように形容詞の前に副詞を伴うことが必要であり「好似 + [副詞] + [形容詞]」の形で使う必要がありことに注意してください。
それでは例文を見ていきましょう。
例文で練習しよう!
この例文は「好似」の後の形容詞を否定した場合の形になります。「好似」を否定するのではなく「好似」の後の動詞・形容詞を否定するようにしてください。形容詞の場合は「唔」で否定、動詞の場合は「唔」、「冇(動詞の場合のみ)」、「未(動詞の場合のみ)」などで否定してください。
質問:
質問:
「(初級71) 一樣/唔一樣・唔同 : 同じ/同じではない」で学習した「一樣」ですが、このように「A + 同 + B + 好似一樣」という形でも使用することができます。
「好似」を使った疑問文について
「好似」はあまり疑問文の中で使われることはありあません。なぜなら質問するときには曖昧に”~のようですか?”という質問をすることは少なく、はっきりと”~ですか?”と聞くことが多いからです。ただ、一応疑問文で使うこともあるので以下に例文を記載したいと思います。
質問:
回答:
疑問文の際は「係唔係好似~」という形にして使います。「唔好似~」はこの例文は質問者が香港の夜景のことは知らず、アメリカの都心部の夜景のことは知っている状態で、相手に質問しているシチュエーションです。このような場合には疑問文で使います。
補足:「好似想~」を使った言い方
「好似想~」を使った言い方について補足を入れたいと思います。単純に”~したいようだ”として使うこともできるのですが、天候(主に雨や雪)にも使われ、その場合の意味は”~のようだ”となります。以下に例文を用意しましたので見てください。
「好似落雨」でいいのでは?と思うかもしれませんがそうは使いませんので注意してください。天候(主に雨や雪)を表すときに「好似」を使う時は「想」もセットで使います。
今回もお読み頂きありがとうございました!
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