《広東語》(初級59) 期間の表現方法
- 2017/5/14
- 広東語(Cantonese), 文法, 初級
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今回は時の期間を表現する方法、日本語でいうと”〇年間”、”〇ヶ月”、”〇時間”という述べ方を学習していきたいと思います。
今までは時間を述べたり、来週、明日など特定の時間を指すだけで期間については紹介していませんでしたのでここで学習していきましょう。
目次
期間の表現方法
期間を表現する方法として、今回は以下のものを紹介したいと思います。
日本語 | 広東語 | 読み |
---|---|---|
〇年間 | 年 | nin4 |
〇ヶ月間 | 個月 | go3 yut6 |
〇日間 | 日 | yat6 |
〇週間 | 個星期 | go3 sing1 kei4 |
個禮拜 | go3 lai5 baai3 | |
〇時間 | 個鐘頭 | go3 jung1 tau4 |
個鐘 | go3 jung1 | |
〇分間 | 分鐘 | fan1 jung1 |
上記表の〇の部分には数字を入れて以下のように使います。
日本語 | 広東語 | 読み |
---|---|---|
1年間 | 一年 | yat1 nin4 |
2年間 | 兩年 | leung5 nin4 |
3ヶ月間 | 三個月 | saam1 go3 yut6 |
5ヶ月間 | 五個月 | ng5 go3 yut6 |
1日間 | 一日 | yat1 yat6 |
10日間 | 十日 | sap6 yat6 |
2週間 | 兩個星期 | leung5 go3 sing1 kei4 |
3週間 | 三個星期 | saam1 go3 sing1 kei4 |
7時間 | 七個鐘頭 | chat1 go3 jung1 tau4 |
4時間 | 四個鐘頭 | sei3 go3 jung1 tau4 |
1分間 | 一分鐘 | yat1 fan1 jung1 |
50分間 | 五十分鐘 | ng5 sap6 fan1 jung1 |
それでは次にこれらを実際に話すときにどう使うのかを学んでいきたいと思います。
期間を述べるときの文法
「(初級11) 今日・昨日などの時の表現」にて時間について、「主語と動詞の間」もしくは「主語の前」と解説しましたが、期間を述べる場合はこれは当てはまらず、以下のように動詞の後に述べます。
文法 |
①[主語] + [動詞1] + [期間] ②[主語] + [動詞1] + [目的語] + [動詞1] + [期間] |
---|---|
意味 |
①[期間]の間[動詞]する。 ②[目的語]を[期間]の間[動詞]する。 |
目的語がなく単純に動詞と期間を述べる場合は動詞の後に期間を述べます(上記表①)。目的語がある場合は同じ動詞を2回使い、1つ目の動詞の後に目的語、さらにその後に再度同じ動詞を使いその後に期間という風に述べます(上記表②)。
まずは①について簡単な例文を見ていきましょう。
これは既に実行された動作について話しています。「我等咗半個鐘頭」と述べており、「等咗(待った)」という動詞の後に期間である「半個鐘頭(30分間)」を述べ”30分間待った”という意味になっています。期間を表す場合はこのように表現します。
もう1つ目的語がある場合の例文を見ていきましょう。
この例文は”本を見る”という意味の「睇書(tai2 syu1)」を使っています。この場合は動詞「睇」と目的語「書」をまず述べ、その後にもう一度同じ動詞「睇」と期間である「一日」を述べることによって目的語と期間を両方述べることができます。また、上記例文は動詞に「咗」がありますが、このように「咗」を用いて過去を表す場合は2つ目の動詞の部分を変化させてください。初めの「睇書」の部分の動詞は変化をさせる必要はありません。
それでは他にも練習用の例文を用意しましたので慣れていきましょう。
例文を使って練習しよう!([主語] + [動詞1] + [期間])
このように1つの文章に複数の動詞がある場合は、その期間の動作をする動詞の後に期間をつけてください。今回の場合は”留学する”の期間を述べているので「留學」の後に期間を述べます。
質問:
回答:
「開心(hoi1 sam1)」は日本語の”嬉しい”と”楽しい”の2つの意味を持っています。
「三個鐘頭」と「三個鐘」を使った例文を用意しましたがどちらも同じ意味となります。
※杯麵(bui1 min6):[名詞] カップラーメン。
※加(ga1):[動詞] 加える。
※熱水(yit6 seui2):[名詞] お湯。
例文を使って練習しよう!([主語] + [動詞1] + [目的語] + [動詞1] + [期間])
この例文も「[主語] + [動詞1] + [目的語] + [動詞1] + [期間]」の形をとっています。「要」を動詞と一緒に使う場合はこれも「咗」の場合と同様に期間を述べる動詞のほうに付加してください。
今回もお読み頂きありがとうございました。
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