《広東語》 (初中級16) [副詞] + 難/易 + [動詞] :[動詞]しにくい/しやすい
- 2018/7/25
- 広東語(Cantonese), 文法, 初中級
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こんにちは!今回は「難/易 + [動詞]」の用法について学習していきたいと思います。
「[形容詞] + [動詞]」とは
文法 | [副詞] + 難(naan4) + [動詞] [副詞] + 易(yi6) + [動詞] |
---|---|
意味 | 難:[動詞]しにくい。するのが難しい。 易:[動詞]しやすい。[動詞]するのは簡単/容易である。 |
厳密には上記表のように「難/易」の前に副詞を付けます。「難」と「易」は形容詞でそれぞれ”それぞれ”難しい”、”簡単である”という意味になります。今回の学習する形式は、基本的に他の形容詞では使われません。
まずは「難」を使った例文を見ていきたいと思います
「好難讀」の部分が今回の用法を使った部分になります。「讀(意味:読む)」という動詞が「好難(意味:難しい)」と述べています。
補足として「英文字」は他にも「英文生字(ying1 man4 saang1 ji6)」という言い方があります。「英文字」のほうがよく使います。また、アルファベットは「英文字母(ying1 man4 ji6 mou5)」と言います。
次に「易」を使った例文を見ていきましょう。
「好易明」の部分が今回の用法を使った部分になります。「明(意味:理解する)」という動詞が「好易(意味:易しい)」と述べています。ちなみに「明」は動詞と形容詞両方使うことができ、動詞の場合は”理解する”、”わかる”という意味で、形容詞の場合は”はっきり”という意味を持っています。
「[動詞] + 得 + [形容詞]」の形容詞は使わない
「難」と「易」に関しては以前「(初級42) [動詞] + 得 + [形容詞] : [形容詞]のように[動詞]する」や「(初級44) [動詞] + [目的語] + [動詞] + 得 + [形容詞] : [目的語]を[形容詞]のように[動詞]する」で学習した「[動詞] + 得 + [形容詞]」の形としては使うことはできません。今回学習する「[副詞] + 難/易 + [動詞]」の形式で使うようにしてください。例えば”する”という動詞の「做」と「難」を組み合わせて”しにくい”、”しづらい”を広東語で表現する場合は以下のように「好難做」となります。
OK | 好難做 |
---|---|
NG |
「[動詞] + 得 + [形容詞]」の形式で「難」や「易」を使うと”難しく[動詞]する”や”易しく[動詞]する”という変な意味になってしまいます。
それでは練習用の例文を用意しましたので見ていってください。
例文で練習しよう!
「難」はこの例文のように悪い事意外にも使えます。また、”どれにしようか悩むなぁ”というニュアンスの言葉として「好難揀(”直訳:選びにくい。選ぶのが難しい”)」がよく使われます。
「電子版漫畫」,「電子版小説」などと言います。
「啱」という形容詞も使える
「難」と「易」意外に”合う”、”ちょうどよい”という意味の形容詞「啱(ngaam1) 」もこの形式で使用します。これら3つはお気づきかもしれませんが、いずれも難易度的なことを表す形容詞となっています。
以下に例文を2つ用意しましたので少し覚えておくと役に立つときがくるかもしれません。
「好啱傾」は”話が合う”という意味でも使うのですが、話以外の部分にも使えるので”気が合う”という意味で使う事のほうが多いです。
今回もお読み頂きありがとうございました。
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