《広東語》(初級42) [動詞] + 得 + [形容詞] : [形容詞]のように[動詞]する
- 2017/3/16
- 広東語(Cantonese), 文法, 初級
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今回は「[動詞] + 得 + [形容詞]」について学習していきたいと思います。
「[動詞] + 得 + [形容詞]」とは
文法 | 肯定:[動詞] + 得(dak1) + [形容詞]」 否定:[動詞] + 得(dak1) + 唔(m4)+ [形容詞]」 疑問:[動詞] + 得(dak1) + [形容詞] + 唔(m4)+ [形容詞]? |
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意味 | 肯定:[形容詞]のように[動詞]する。 否定:[形容詞]のように[動詞]しない。 疑問:[形容詞]のように[動詞]する? |
今回学習するのは動詞をどのようにするかを形容詞を使って述べる用法です。動詞を述べた後に「得」、そしてその後に形容詞を置くことで表現できます。
まずは例文を見ていきたいと思います。
この例1で今回の用法を使っている部分は「行得好慢」です。”歩く”という意味の動詞「行(haang4)」が”遅い”という意味の形容詞「慢(maan6)」であると述べています。また、「得」の後の形容詞には基本的に副詞をつけてください。特に強調する必要がない場合は通常の形容詞を使う時と同様に副詞である「好」を使ってください。この副詞がないと広東語ネイティブの方には語呂が悪く聞こえてしまいます。
では次に否定の場合を見ていきたいと思います。
これは”書く”という意味の「寫(se2)」ということが、”綺麗ではない”という意味の「唔靚(m4 leng3)」で”書くことが綺麗ではない”という意味になります。このように否定の場合には「唔」の他に副詞を付ける必要はありません。もちろん強調したい場合は副詞の「好」などを付けて”とても綺麗ではない”という意味の「好唔靚(hou2 m4 leng3)」としてもよいです。
では次に疑問文を見ていきましょう。
この用法は後ろにある形容詞を「[形容詞] + 唔 + [形容詞]」の形にすることで疑問文にすることができます。動詞のほうの疑問文の形にしないように注意してください。「瞓(寝る)」という動作が「好(よい)」かどうかを聞いていますので、”よく寝れた?”となります。
それでは他の例文も用意したので聞いていってください。
例文を使って練習しよう!
“風が吹く”の”吹く”は動詞「打(da2)」を使います。
日本語では冷房、暖房は”強くする”という表現をしますが広東語では「大」を使います。
この例文⑥の「剪得好差」の部分は過去を表しています。「[動詞] + 得 + [形容詞]」の用法は過去を表す時に特に「咗(jo2)」を付加する必要はありません。前後の文脈で過去なのかどうかを判断します。ここでは「前幾日」で過去と判断できます。
補足
おそらく香港でお買い物時などに広東語で話すと店員さんに以下のように言われることがあるかもしれません。「講(話す)」ということが「叻(上手である)」だよということを言っています。全体の意味は”あなたは上手に話せるのね”となっています。
今回もお読み頂きありがとうございました!
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