《広東語》 得返/剩返 + [物/人/時間] : 残り~
- 2016/8/10
- 広東語(Cantonese), 文法, 中上級
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「得返/剩返 + [物/人/時間] 」とは
こんにちは!今回は残りを表す時の表現「得返~」と「剩返」という二つの言い方について紹介していきたいと思います。
文法 | 得返 + [物/人/時間](dak1 faan1) 剩返 + [物/人/時間](jing6 faan1) |
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意味 | 残り [物/人/時間] だ |
「得返」は残り、余ったという意味があり、元々の状態からこの残りになったという意味です。意味自体にはよい意味も悪い意味も含みません。
では「剩返」はどうでしょうか。こちらも意味は同じく残り、余りという意味です。ただ、悪い・残念な意味で使われます。例えばみんな嫌いだから余ったなどというときはこの「剩返」を使用するとこの気持ちを表現をすることができます。
例1と例2は文章にしてしまうとあまり違いがでないのですが気持ちの面で異なります。例1は「剩返」を使うことで”これしか残ってないから買えないよ~”という残念な気持ちを表すことができます。例2はそういう気持ちの面の表現がなく”これしか残ってないから買えない”という事実を述べているだけとなっています。
それでは他の例文も見ていってください。
例文で練習しよう!
補足
例文①~③は残念なことに対して使っていますので「得返」、「剩返」に使用可能です。残念な感じを出すなら「剩返」のほうがよいです。、対して④と⑤はいいことに対して使用しますので「得返」のみ使用できます。
「剩返~」と「得返~」は残った物を省略して言えるか言えないかにも差があります。例えば「残り物」を表すときは
・剩返嘅
・得返嘅嘢
となります。少しだけ違いますよね。「剩返」の場合は「嘅」を付加するだけ(「剩返嘅嘢」ももちろん使えます)ですが、「得返」の後は「嘅 + 物」と言う必要があります。
また「得返」、「剩返」の「返」は「番」と書く人もいます。また「剩返」は「淨返」と書く人もいます。読み方は同じです。
今回もお読み頂きありがとうございました!
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