《広東語》 (初中級03) 應該~:~するはず/~するべき

音声記号(Phonetic Alphabet):

こんにちは。今回は「應該」を使った用法を紹介していきたいと思います。

「應該」とは

文法 肯定:應該(ying1 goi1)…
否定:唔應該(m4 ying1 goi1)…
疑問:應唔應該(ying1 m4 ying1 goi1)…
意味 肯定:…するはず/…するべき
否定:…するはずはない/…するべきではない
疑問:…するべき?

「應該」は日本語にすると
・義務的な意味を持つ”~するべきである”という意味。
・強い推測を表す”~するはず”という意味。
という2つの意味として解釈することができます。まずは義務的な意味の例文から見ていきましょう。

例1-1(肯定・義務的):
你有唔明嘅嘢,應該問老師呀。
nei5 yau5 m4 ming4 ge3 ye5, ying1 goi1 man6 lou5 si1 a3.
わからないことがあるなら先生に質問するべきだよ。

こちらの例1-1は義務的な意味の場合の「應該」の使い方になります。推測の意味の”~するはず”と考えると意味がおかしくなってしまいます。では次の例文を見ていきましょう。

例1-2(肯定・推測):
最近天氣都幾好,我諗聽日應該唔落雨呀。
jeui3 gan6 tin1 hei3 dou1 gei2 hou2, ngo5 nam2 ting1 yat6 ying1 goi1 m4 lok6 yu5 a3.
最近天気もなかなかいいから明日も雨は降らないはずだよ。

こちらの例1-2は「應該」を推測の意味で使った場合の文章になります。「唔落雨(”雨は降らない”)」の前に「應該」を置くことで”雨は降らないはず”という文章を作ることができます。では”この2つの意味どうやって見分けるの?”というと文章全体を見て判断する必要がでてきます。広東語ネイティブの人も「應該」を2つの意味で捉えています。

この「應該」は「唔」を前に置き「唔應該」とすることができます。こちらの場合も義務、推測の意味どちらでも使用ができます。では例文を見ていきましょう。

例2-1(否定・義務):
綠燈嘅時候,唔應該過馬路呀。
luk6 dang1 ge3 si4 hau6, m4 ying1 goi1 gwo3 ma5 lou6 a3.
青信号の時は道を渡るべきではないよ。

※過馬路(gwo3 ma5 lou6):[動詞+目的語] 道を渡る。道路を渡る。

例2-2(否定・推測):
佢仲係新人,所以老闆唔應該太嚴厲呀。
keui5 jung6 hai6 san1 yan4, so2 yi5 lou5 baan2 m4 ying1 goi1 taai3 yim4 lai6 a3.
彼はまだ新人だからオーナーは厳しくするはずがないよ。

※嚴厲(yim4 lai6):[形容詞] 厳しい。

例2-1の例文が義務的、例2-2の例文が推測の意味として使われています。ここで先ほどの例1-2で出た「應該唔落雨」と今回の否定「唔應該太嚴厲」で「唔」の位置が異なるということに気づいた方もいるかもしれません。「應該唔~」の場合は”~しないはず/~しないべき”という意味になり、「唔應該~」は”~するはずがない/~するべきではない”という意味になります。”はず”/”べき”を否定するか、もしくは「應該」の後の動詞を否定するかの違いがあります。少しややこしいですね。基本的に「應該唔~」の形で使われることのほうが多いです。

ちなみに例2-2は実は義務的な意味で”厳しくしないべきだよ”と解釈することもできます。これは相手の話し方や、状況、前後の会話内容から判断します。

では最後に疑問文の場合の例文を見ていってください。。

例3-1(疑問):
呢對限量版嘅波鞋好平呀,我應唔應該買呀?
ni1 deui3 haan6 leung4 baan2 ge3 bo1 haai4 hou2 ping4 a3, ngo5 ying1 m4 ying1 goi1 maai5 a3
この限定版のスニーカー安いよ、買うべきかな?

疑問文の場合「應唔應該~」という形式にして使います。意味としては”~するべき”という解釈になります。基本的に自分が主語になり「我應唔應該~(わたしは~するべき?)?」という形式で自分に問いかけたり、相手にアドバイスや意見をもらうために使うことが多くなります。

それでは他の例文を見て慣れていってください。

例文で練習しよう!

例①(肯定・義務):
你今日唔返嚟食飯,應該一早話我知呀。
nei5 gam1 yat6 m4 faan1 lai4 sik6 faan6, ying1 goi1 yat1 jou2 wa6 ngo5 ji1 a3.
今日(夕飯)家で食事しないなら、早めに教えてよ。(教えるべき)

※一早(yat1 jou2):[副詞] 早めに。とっくに。
※話(wa6):[動詞] 話す。

「話我知」の部分は直訳すると”話して私に知らせる”となります。例文では”教える”としました。

例②(肯定・推測):
質問:
今次嘅聚會,你覺得明仔會唔會嚟呀?
gam1 chi3 ge3 jeui6 wui6, nei5 gok3 dak1 ming4 jai2 wui6 m4 wui6 lai4 a3
今回の集まりは、明くんはくると思う?


回答:
明仔咁鐘意熱鬧,我諗佢應該會嚟呀。
ming4 jai2 gam3 jung1 yi3 yit6 naau6, ngo5 nam2 keui5 ying1 goi1 wui6 lai4 a3.
明くんは賑やかなの好きだから、来るはずだと思うよ。

※聚會(jeui6 wui6):[名詞] 集まり会。集会。
※熱鬧(yit6 naau6):[形容詞] にぎやか。賑やか。

「應該」の後にはよく「(初級29)會 + [動詞] : ~する。」で学習した「會(wui5)」がくることがあります。「會」と一緒に使われる場合、「應該」の意味は”~はず”になります。

例③(否定・義務):
呢度好多壞人㗎,你唔應該隨便相信陌生人呀。
ni1 dou6 hou2 do1 waai6 yan4 ga3, nei5 m4 ying1 goi1 cheui4 bin2 seung1 seun3 mak6 sang1 yan4 a3.
ここは悪い人がたくさんいるから、見知らぬ人を好き勝手信じないべきだよ。

※壞人(waai6 yan4):[名詞] 悪い人。
※隨便(cheui4 bin2):[副詞] 好き勝手に。自由に。
※相信(seung1 seun3):[動詞] 信じる。
※陌生人(mak6 sang1 yan4):[名詞] 知らない人。見知らぬ人。

例④(否定・推測):
呢幾年一直加租,呢間餐廳今年應該唔繼續做喇。
ni1 gei2 nin4 yat1 jik6 ga1 jou1, ni1 gaan1 chaan1 teng1 gam1 nin4 ying1 goi1 m4 gai3 juk6 jou6 la3.
ここ数年ずっと家賃が値上がるから、このレストランは今年は続けられないはずだ。

※加租(ga1 jou1):[動詞+目的語] 家賃が値上がる。

例⑤(疑問・質問):
點算呀,我應唔應該帶明仔去學畫畫呀?
dim2 syun3 a3, ngo5 ying3 m4 ying1 goi1 daai3 ming4 jai2 heui3 hok6 waak6 wa2 a3
どうしよう、正直に真実を話すべきかな?

例⑥(疑問・自分に対して):
明仔喺學校講大話嘅事,我唔知應唔應該同佢媽媽講呀。
ming4 jai2 hai2 hok6 haau6 gong2 daai6 wa6 ge3 si6, ngo5 m4 ji1 ying1 m4 ying1 goi1 tung4 keui5 ma1 ma1 gong2 a3.
明くんが学校で嘘ついた事、彼のお母さんに言うべきかな?

※この「同」は後で学習します。

例⑦(疑問・他の人に対して):
質問:
我份工嘅人工咁低,你話我應唔應該轉工呀?
ngo5 fan6 gung1 ge3 yan4 gung1 gam3 dai1, nei5 wa6 ying1 m4 ying1 goi1 jyun3 gung1 a3
わたしの仕事の給料はこんなに低いから、君は転職するべきと言ってるの?


回答:
我覺得你應該轉工呀, 或者同老闆傾吓,加人工呀。
ngo5 gok3 dak1 nei5 ying1 goi1 jyun3 gung1 a3, waak6 je2 tung4 lou5 baan2 king1 ha5, ga1 yan4 gung1 a3.
転職するべきだと思うよ、もしくは上司と話して、給料を増やしてもらおうよ。

※轉工(jyun3 gung1):[動詞+目的語] 転職する。

否定についての補足

先ほどの例1-2では「應該唔~」、例2-1/2-2では「應該唔~」の形式になっていました。これ「應該」の後の動詞を否定して「應該唔~」という形にするか、「應該」を否定して「應該唔~」の形にするかの違いがあります。例えば以下のような文章ができます。

例4-1:
呢本係中學生嘅書, 明仔唔應該識呀。
ni1 bun2 hai6 jung1 hok6 saang1 ge3 syu1, ming4 jai2 m4 ying1 goi1 sik1 a3.
これは中学生の本だよ、明くんはわかるはずないよ。

例4-2:
呢本係中學生嘅書, 明仔應該唔識呀。
ni1 bun2 hai6 jung1 hok6 saang1 ge3 syu1, ming4 jai2 ying1 goi1 m4 sik1 a3.
これは中学生の本だよ、明くんはわからないはずだよ。

※識(sik1):[動詞] (理解して)知っている。

こちらの例文は「應該」を否定するか、「識」を否定するかの違いがあります。ただ文章全体として言っていることは同じになります。また、冒頭でも述べましたが通常は例4-1の「應該唔~」の形で使われることが多いです。

今回もお読み頂きありがとうございました。

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