《広東語》 (初中級23)[動詞] + 過 :[動詞]したことがある。
- 2018/11/4
- 広東語(Cantonese), 文法, 初中級
- コメントを書く
こんにちは!今回は「[動詞] + 過 」について紹介したいと思います。
「[動詞] + 過 」とは
文法 | [動詞] + 過(gwo3) |
---|---|
意味 | [動詞]したことがある。 [動詞]した。(前にも同じ[動詞]をした) |
これは過去にその動詞をしたことがあるかどうかを表します。使い方は簡単で動詞の後に「過(gwo3)」を付加するだけです。では早速例文を見ていきましょう。
こちらの例文は日本語訳にも書いてありますが、日本語だと2種類の意味として捉えることができると思います。
解釈①:前に台湾に旅行に行ったことあるよ。(経験を強調して述べている)
解釈②:前に台湾衣旅行に行ったよ。(以前したことを単純に述べている。)
この解釈①と②の日本語だと上記のように微妙に差があることがわかると思いますが、広東語だとこちらは区別せず使います。このように”したことがある”、”経験したことがある”ということを強調するとき、もしくは以前したことを単純に述べる時に使います。解釈①の場合は話の中で比較的大事なことを述べているような印象を受けるかもしれませんが、過去に一度やったことなら大小問わず使えます。
次の例文を見ていきましょう。
これは先ほどの述べた”以前したことを単純に述べる”ことに使っており、このような些細なことにも使えます。
否定の時
文法 | 冇(mou5) + [動詞] + 過(gwo3) |
---|---|
意味 | [動詞]したことがない。 [動詞]していない。(前にもその動作をしていない。) |
次は過去のことを否定して述べる場合について学習していきたいと思います。こちらは過去に学習した「(初級52) 冇 + [動詞] : [動詞] していない」を応用して「冇 + [動詞] + 過」という形で使います。以下が例文となります。
これは例1を否定形に変更しただけの例文になります。「去過(意味:行ったことある)」という動詞を「冇」を使って”行ったことない”という否定の形にしています。
疑問文の時
文法 | 有冇(yau5 mou5) + [動詞] + 過(gwo3) + 呀(a3)? |
---|---|
意味 | [動詞]したことはある? [動詞]した? |
疑問文の時は「有冇 + [動詞] + 過 + 呀?」の形式で使われます。以下が例文となります。
質問:
回答(肯定):
回答(否定):
疑問文の時の回答として、上記例文では「試過喇」と答えていますが、疑問文に対して肯定の回答をする場合は「有 + [動詞] + 過」という形にして「有試過喇(yau5 si3 gwo3 la3)」で答えてもよいです。
また「冇呀。」の部分は「[動詞] +過」を省略しています。省略しないで「冇試過呀」でももちろんよいです。ただ、この例文の否定回答の場合は、その後で後ろの文章で「冇試過」と述べているので二重に動詞を述べていて、少ししつこい感じになっているので省略したほうがよいでしょう。
それでは他の例文も作成しましたので見ていってください。
例文で練習しよう!
「冇見過(mou5 gin3 gwo3)」は”会っていない”、”見たことない”という意味で広東語の日常会話でよく使われるパターンになります。
質問:
Bさん:
Aさん:
Bさん:
Cさん:
質問:
回答(肯定):
回答(否定):
補足:「未(mei6)」を使う。
文法 | [動詞] + 過(gwo3) + 未(mei6) + 呀(a3)? |
---|---|
意味 | もう[動詞]した? まだ[動詞]してないの? |
最後に「未」を使った疑問文も使われることがあるので、紹介していきたいと思います。上記の形式のように、以前会話の中で出た話題について、”〇〇はもうしたの?”と、既にやったかどうかを問う時には「[動詞] + 過未呀?」の形式を使います。以下が例文となります。
質問:
回答:
今回もお読み頂きありがとうございました。
関連記事(一部広告含む)
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。