《広東語》(初級49) 再 + [形容詞] + 啲: もっと [形容詞]
- 2017/4/1
- 広東語(Cantonese), 文法, 初級
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今回は「再 + [形容詞]」の使い方について学習していきたいと思います。
「再 + [形容詞] + 啲」とは
文法 | 再(joi3) + [形容詞] + 啲(di1) |
---|---|
意味 | もっと[形容詞]である。 |
前回「(初級48) 再 + [動詞] : 改めて[動詞]する」にて「再 + [動詞] 」の勉強をしました。今回はその形容詞バージョンを勉強していきたいと思います。形容詞と一緒に使う時は基本的に「啲(di1)」と合わせて使われます。「再」も「啲」も”もっと”という意味を持っていますが、「再」をつけることでさらにそれを強調することができます。
それではまずは簡単な例文を見ていきましょう。
この例文の「再 + 平 + 啲」で”もっと安く”、「啦」は”~して”と依頼・お願いの意味のある語気助詞なので”もっと安くして”となりますが、通常2つの状況が考えられます。
(1) 話者の感覚でこの物が高いと感じるので、たくさん値引きしてほしいと思って発言している。
(2) 既に値引きされている商品に対して、もっと安くしてほしいと発言している。
という背景が想像できます。実際にどっちなのかはその現場を見たり、前後の会話を聞いたりする必要があります。また、(2)は前後の会話の全体から見ると”もう1回安くて”と捉えることができますが、このように前後の会話がどうであるかで判断する必要があります。
また単純に「平啲啦!」といった場合と「再平啲啦!」といった場合は意味の強さが違います。感覚に依存してしまう部分があるので具体的な数字がだしにくいのですが「再」があるほうが話者が期待している値引き率が大きくなります。
それではもう1つ文章らしい例文を見てみましょう。
この例文で今回の用法を使っている部分は「再甜啲」となり、意味は”もっと甘い”となります。今のケーキの甘さに満足しておらず、さらに甘いケーキが食べたいということが想像できます。この例文のように「再 + [形容詞] + 啲」の後に「嘅」と名詞を述べ、”もっと~の[名詞]の物”と表現することが多々あります。
それでは他の例文を聞いてこの「再」の使い方について慣れていきましょう。
例文で練習しよう!
※~係(hai6)…嚟㗎(lai4 ga4):[熟語] ~は…なんだよ。
日本語の場合は「一杯(yat1 bui1)」のようにわざわざ数量をいう事はないのですが、広東語だとよくこのように数量(単位)も述べます。ちなみにあったほうがいいですが「一杯」を言わなくても相手に伝わるので大丈夫です。
今回もお読み頂きありがとうございました。
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