《広東語》(初級57) 未 + [動詞] : まだ [動詞] していない
- 2017/4/27
- 広東語(Cantonese), 文法, 初級
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今回は「未(mei6)」について学習していきたいと思います。
「未」とは
文法 | 未(mei6) + [動詞] |
---|---|
意味 | まだ[動詞]をしていない。 |
この「未」は”未だに~ない”、”まだ~ない”という意味をもっています。これは本来最終的に実行される動作がまだ実現していない時につかいます。まずは簡単な例文を見ていきましょう。
※訂單(deng6 daan1):[名詞] 注文。
この例文で「未(mei6)」は”する”という意味の動詞「做(jou6)」と一緒に使われています。この文章の前半の部分で「有好多訂單(たくさん注文がある)」といっていて、本来この注文は最終的に処理されるべきなのですが、それがまだ行われていないので「未做」として”まだしていない”となっています。
また「做」の意味は”する”ですが、日本語にした場合”注文”という単語を一緒に使うと不自然なので”処理していない”としています。
否定が少しわかりにくい
この「未」ですが既に否定の意味が含まれています。説明するより見てもらったほうが早いので、物や人が”まだない”といった文章を作る時は以下のようになります。
この例文の「未有」の部分に気を付けてください。未は否定の意味が入っているので「冇」ではなく「有」を使います。「未有」で”まだない”という意味ですので注意してください。
「未 + [動詞]」と「冇 + [動詞]」の違い
以前「(初級52) 冇 + [動詞] : [動詞] していない」にて、「冇 + [動詞]」を使った”~していない”という表現を習いました。今回の「未」と非常に似ているのですが意味が異なります。まずは「未 + [動詞]」を使った例文を見てみましょう。
※計畫書(gai3 waak6 syu1):[名詞] 企画書。計画書。
「未」は本来最終的に動作されているはずのことがまだ行われていないことに使います。この例文だと本来はその処理をする予定で、最終的に完了させるはずのですが、それをしていないので「未」を使っています。
では次に「冇 + [動詞]」を使った場合は以下のようになります。
「冇 + [動詞]」は単純にその動作を”していない”と述べているだけになります。なのでこの例文の場合は”現時点で作ってない”、また元々作る予定があったのかもわからない、さらに未来も作るかどうかも不明という状態です。事実だけを述べています。
例文を使って練習しよう!
質問:
回答:
※打電話去 + [名詞] :[熟語] [名詞]に電話する。
※Book 房(bok1 fong2):[動詞+名詞] 部屋を予約する。
「邊個」は疑問詞であると以前紹介しましたが、実は疑問詞は代名詞としても使われます。この例文も疑問詞として使っており「邊個」は”だれ?”という意味ではなく”だれ”と特に疑問の意味は入っていません。
質問:
回答:
※早起(jou2 hei2):[熟語] 早く起きる。「早啲起身(jou2 di1 hei2 san1)」と同義。
※電視節目(din6 si6 jit3 muk6):[名詞] テレビ番組。
質問:
回答:
※網上(mong5 seung6):[名詞] インターネット上。
今回もお読み頂きありがとうございました。
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