《広東語》 [動詞] + 晒 : ~を全てする
- 2016/8/29
- 広東語(Cantonese), 文法, 中級
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「[動詞] + 晒」とは
こんにちは!今回は「[動詞] + 晒」について一緒に勉強していきたいと思います。
文法 | [動詞] + 晒(saia3) |
---|---|
意味 | [動詞]の動作を全てする。 [動詞]の動作をやりきってしまう。 |
表に記載した意味が分かりにくいかもしれませんが、動作の内容を”最後まで全部片づけてしまう”、”全て完了させてしまう”、というイメージで捉えください。
また「晒」ではなく、読みが同じ別の漢字「曬」を使う人もいます。
例えば”食べる”という意味の「食」と一緒に使うと「食晒」となります。これは食べるという動作を全てやってしまう、つまり”食べきってしまう”という意味になります。例えば人に対して命令する感じでいう「啦(la1.)」を用いると以下のようになります。
また、目的語は動詞の後ろに来ますよね。例えば”この本を見る”という場合は「我睇呢本書喇」となりますが、「晒」を使った場合は目的語が以下のようにのように動詞の前にくることが多くなります。
その全部終わった動作の目的語が強調するため、上記のように本来の目的語が最初になることが多いのです。もちろん以下のように動詞の後ろに目的語でも大丈夫です。どちらもよく使うのでどちらを使っても構いません。
この「晒」はとてもよく使う重要な用法です。広東語で会話するとかなりの高確率でこの用法が出てきますので是非覚えてください!聞かない日はないくらい多用されます。
それでは例文を見ていきましょう!
例文で練習しよう!
補足
例文を見るとお分かりになると思いますが、「晒」を使った文章で語尾に”~になった”というニュアンスのある「喇(la3)」がつくことが多くあります。「喇」が付加される場合は基本的に動詞の動作が完了した場合になります。ちなみに例文①~④がこれに該当します。
「[動詞] + 晒 ~ 喇」
このようにすると”既に完了”したことを表します。この用法を使った場合は既に過去が明らかなので、過去を表す「咗」は必要ありません。
また、「晒」は全て完了させる意味という意味から、例文②のように”全て”という意味の「全部(chyun4 bou6)」もよく一緒に使われます。
冒頭にも書きましたが重要な用法なのでもっとたくさんの動詞を使った例文を用意した第二弾を予定しています!
今回もお読み頂きありがとうございました!
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