《広東語》 (初中級03) 應該~:~するはず/~するべき
- 2017/10/10
- 広東語(Cantonese), 文法, 初中級
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こんにちは。今回は「應該」を使った用法を紹介していきたいと思います。
「應該」とは
文法 | 肯定:應該(ying1 goi1)… 否定:唔應該(m4 ying1 goi1)… 疑問:應唔應該(ying1 m4 ying1 goi1)… |
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意味 | 肯定:…するはず/…するべき 否定:…するはずはない/…するべきではない 疑問:…するべき? |
「應該」は日本語にすると
・義務的な意味を持つ”~するべきである”という意味。
・強い推測を表す”~するはず”という意味。
という2つの意味として解釈することができます。まずは義務的な意味の例文から見ていきましょう。
こちらの例1-1は義務的な意味の場合の「應該」の使い方になります。推測の意味の”~するはず”と考えると意味がおかしくなってしまいます。では次の例文を見ていきましょう。
こちらの例1-2は「應該」を推測の意味で使った場合の文章になります。「唔落雨(”雨は降らない”)」の前に「應該」を置くことで”雨は降らないはず”という文章を作ることができます。では”この2つの意味どうやって見分けるの?”というと文章全体を見て判断する必要がでてきます。広東語ネイティブの人も「應該」を2つの意味で捉えています。
この「應該」は「唔」を前に置き「唔應該」とすることができます。こちらの場合も義務、推測の意味どちらでも使用ができます。では例文を見ていきましょう。
例2-2(否定・推測):
例2-1の例文が義務的、例2-2の例文が推測の意味として使われています。ここで先ほどの例1-2で出た「應該唔落雨」と今回の否定「唔應該太嚴厲」で「唔」の位置が異なるということに気づいた方もいるかもしれません。「應該唔~」の場合は”~しないはず/~しないべき”という意味になり、「唔應該~」は”~するはずがない/~するべきではない”という意味になります。”はず”/”べき”を否定するか、もしくは「應該」の後の動詞を否定するかの違いがあります。少しややこしいですね。基本的に「應該唔~」の形で使われることのほうが多いです。
ちなみに例2-2は実は義務的な意味で”厳しくしないべきだよ”と解釈することもできます。これは相手の話し方や、状況、前後の会話内容から判断します。
では最後に疑問文の場合の例文を見ていってください。。
疑問文の場合「應唔應該~」という形式にして使います。意味としては”~するべき”という解釈になります。基本的に自分が主語になり「我應唔應該~(わたしは~するべき?)?」という形式で自分に問いかけたり、相手にアドバイスや意見をもらうために使うことが多くなります。
それでは他の例文を見て慣れていってください。
例文で練習しよう!
「話我知」の部分は直訳すると”話して私に知らせる”となります。例文では”教える”としました。
質問:
回答:
「應該」の後にはよく「(初級29)會 + [動詞] : ~する。」で学習した「會(wui5)」がくることがあります。「會」と一緒に使われる場合、「應該」の意味は”~はず”になります。
※この「同」は後で学習します。
質問:
回答:
否定についての補足
先ほどの例1-2では「應該唔~」、例2-1/2-2では「應該唔~」の形式になっていました。これ「應該」の後の動詞を否定して「應該唔~」という形にするか、「應該」を否定して「應該唔~」の形にするかの違いがあります。例えば以下のような文章ができます。
例4-2:
※識(sik1):[動詞] (理解して)知っている。
こちらの例文は「應該」を否定するか、「識」を否定するかの違いがあります。ただ文章全体として言っていることは同じになります。また、冒頭でも述べましたが通常は例4-1の「應該唔~」の形で使われることが多いです。
今回もお読み頂きありがとうございました。
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