《広東語》 パソコン版Chromeで広東語を入力する
- 2019/1/31
- 広東語(Cantonese), その他, 広東語の入力
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WindowsやMacなどパソコン上で動作するインターネットブラウザ「Chrome」の拡張機能の一つである「Google 入力ツール」を使って広東語を入力する方法を紹介したいと思います。
入力は発音記号(ピンイン)を使ってできるので広東語学習者の方には嬉しい機能だと思います。
またこの「Chrome」ブラウザの拡張機能はスマートフォン向けは利用できませんのでご注意ください。
目次
特徴
メリット
変換精度が高く予測変換機能があることがメリットだと思います。
例えば「你」という漢字は「nei」も「lei」どちらでも問題なく、lとn区別なく入力することができます。また、ある程度入力ミスや曖昧な入力をしても変換候補を出してくれるところも便利であり、「gon」と入力すると「公(gung1)」などの漢字も変換候補として出力してくれます。逆にこの機能のおかげで変換候補が大量に出てしまうこともあります。
「yigahokggangwongdungwa」と少し長い文章を入力した後でも以下のようにある程度正確な変換をしてくれます。
デメリット
パソコン版Chromeブラウザ上でのみ動作する機能であるため、その他のソフトウェア上では使うことができません。また入力可能な発音記号方式はイエール(Yale)方式のみで他の発音記号方式の入力はサポートしていないようです。
まずは試してみよう
以下のリンクのGoogleのWebサイトから実際にインストールする前に、どのような使い勝手なのかをブラウザ上で試すことができます。ブラウザはChromeでなくともFireFoxやInternet Explorerでも動作します。
Google 入力ツールをオンラインで試す
(1) Webサイトを開いて言語を選ぶ
上記のGoogleのWebサイトを開くと以下のような画面になっていると思います。以下の画像赤丸の個所をクリックしてください。
言語を選べますので右端のほうにある「中国語(香港)」を選んでください。
(2) 広東語の入力をする。
広東語の発音記号を入力してみてください。イエール(Yale)方式での入力をサポートしているようですのでイエール方式で入力してください。少し文章を発音記号で入力し変換してもある程度正確に変換してくれると思います。
インストールと設定
Chromeブラウザは予めインストールしておいてください。
(1) Google 入力ツールのページを開く
Chromeブラウザを起動して「Google 入力ツール」のページを開いてください。
(2) Google 入力ツールをインストールする
画面上部右側にある「Chromeに追加」のボタンを押してインストールを始めます。
インストールする際に「Google 入力ツール を追加しますか?」とホップアップ表示が出てくるので、「拡張機能を追加」をお選びください。
インストールが完了すると以下の画像のように「Google 入力ツール がChromeに追加されました」と表示されます。
(3) 「拡張機能のオプション」を開く
インストールが完了したら、Chromeの右上、URLバーの右側にAと書かれたキーボードマークのアイコンが追加されていると思いますのでクリックして「拡張機能のオプション」選んでください。
(4) 使用する入力言語を選ぶ
「拡張機能のオプション」を選ぶと使用する入力言語を選択する画面が出ます。画面左側の「入力ツールを追加:」のリストから「Chinese (Hong Kong) – 廣東話」を選択して、「→」ボタンを押してください。
「→」ボタンを押すと以下のように画面右側の「選択した入力ツール:」に「廣東話」が追加されていれば作業は終わりです。保存ボタンはないのでそのままタブを閉じてください。
使用方法
Chrome上で文字の入力が可能な状態の時に、画面右下に以下のようなIMEのボタンが表示されます。これが表示されている際に広東語が入力が可能となります。
Chromeで文字入力が可能な時に「Shift」キーを押すと広東語入力のオン・オフを切り替えることができます。以下のように「中」の文字が表示されている時が広東語入力モードです。この状態の時にイエール方式の発音記号(ピンイン)で広東語入力変換ができます。
以下のように「E」の文字が表示されている時は広東語入力モードはオフとなっています。この時はOSのIMEの入力に従いますのでWindowsをお使いの方であればいつものように日本語などの文字入力ができます。
広東語でメモを取る際に使用する
残念ながらChrome上でのみしか動作しないので他のソフトウェア上で使用することができません。
広東語の文章を入力する程度であればChromeから「Google ドキュメント」や「Google Keep」にアクセスすればメモを取ったり、そのメモを保存して他のデバイスで観覧したりする事ができます。
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