《広東語》(初級51) [動詞] ~先 : 先に [動詞] する
- 2017/4/6
- 広東語(Cantonese), 文法, 初級
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今回は「[動詞] + 先」の使い方について学習していきたいと思います。
「[動詞] + 先」とは
文法 | [動詞] (+ [目的語]) + 先(sin1) |
---|---|
意味 | まず[動詞]をする。 先に[動詞]する。 とりあえず(先に)[動詞]する。 |
今回勉強する「先」は日本語にすると”先に”、”まず”、”とりあえず”という意味があります。”まず”と”先に”は意味が近いですが、”とりあえず”と言ってしまうと少し応急処置的といいますか、あまり深く考えずに行動する感じもするのですが、広東語の「先」はどちらの意味としても使うことができます。日本語のように細かく分かれておらず、また日本語に訳しづらいパターンも多くあります。優先的にやることに対してこの「先」を使います。
まずは例文を一つ見ていきたいと思います。
日本語だと”先に”いう言葉をわざわざ述べずに、”ちょっとトイレにいってくるね”と言うことも多いと思いますが、広東語はよくこの「先」を使って表現します。また、「去一去」のように「[動詞] + 一 + [動詞]」などの”ちょっと~する”という表現については、以前「(初級46) ちょっと [動詞] する」で学習しましたがよく「先」と組み合わさります。「吓」、「一吓」も同じくよく一緒に使います。
もう一つ例文を一つ紹介したいと思います。
ここでの「先」は日本語だと”とりあえず”の意味に似ており、”優先順位として今は先に家に帰ってちょっと休んで仕事は後にしたい”というニュアンスになります。
例文で練習しよう!
以前は香港のエアコンは冷却機能しかありませんでしたが、最近は暖房付きのも徐々に流行ってきています。また冷房の形は日本と違い、主流は室外機と冷房機が一緒になっているタイプです。最近は日本のように冷房と室外機が別になっているタイプも増えてきています。
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「[動詞] + 吓」とよく組み合わさる
前述しましたが「先」は「(初級46) ちょっと [動詞] する」にて学習した「吓」、「一吓」などと一緒に使われることも多く、「[動詞] + 吓先」、「[動詞] + 一吓先」という形で使う場合は、例えば以下のような例が挙げられます。
また、お店に行った場合は、店員さんに色々と説明を聞いたり(というか向こうから勝手に説明を始めてきます)すると思いますが、その時まだ買うつもりがない場合や、他のも見たい、もうちょっと買うかどうか考えからにしたい場合は以下のようにいいます。
例4-2:
よく断る時に使われますし、本当にそう思っている場合ももちろん使っていいです。
今回お読み頂きありがとうございました。
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