こんにちは!今回は香港人の残業について記載したいと思います。
自分の考えいた香港人の残業に対するイメージ
わたしは香港に住む以前香港人は基本的に残業はせず定時になったらすぐ帰るものだと思っていました。理由はそういう噂を過去に何度か聞いたことがあるからです。
香港で現地の人と知り合うようになり、わたしの持っていた香港の人の残業に対するイメージはそれは正しくもあり間違いでもあると感じています。
例えばアルバイト等時給で働く人たち、飲食店・本屋など開店・閉店時間が決まっている接客業のお店で働く人たちは決まった時間まで仕事をしたら家に帰る人が多いです。これは日本も同じだと思います。
香港人の会社員の残業は?
ただ、会社員として働いている香港人の間ではわたしの知る限り残業は日常的に行われています。以前、一緒に出掛けたり、食事をした際に、残業について聞いたことがあります。その時は
外資(欧州) 商品企画:
毎日夜の9時10時まで残業。たまに欧州本社と会議があるので、時差の関係上もっと遅くまで残らなければならい日もある。残業代無し。
銀行員 秘書:
残業は毎日行っている。残業代はでないけど残業時間が1日分に達するとどこかで1日休暇がとれる。
外資(日系) アシスタント:
毎日残業してほしいと上司(香港人)に言われ残業を毎日1~2時間している。残業代無し。
貿易企業 貿易関連事務担当:
上司が仕事を大量に持ってくるので残業を毎日2時間程度行っている。残業代無し。
貿易企業 会計:
残業がないこともある。仕事が多い時は残業をする。残業代無し。
と残業を日常的に行っている会社員もかなりいます。他の香港人にも機会があればこの質問をするのですが、まったく残業がない会社員というのは実は少ないのではと思います。残業がないという人と話していた時その人は「私は運よく残業のない会社に入れたんだー」と言っていたので残業のない会社員は少ないというのが一般的な香港人の感覚なのではないでしょうか。仕事が終わらなくても定時になったら帰るのではなく、与えられた仕事はちゃんと終わらせるという意識をもって仕事に取り組んでいるようです。
しかも香港は残業代は出さなくても法律的に問題がないため、残業代がでない会社がほとんどです。なのに残業をするのです。なんで?と聞いたところ、「怒られる」、「評価が下がる」、「クビになるかもしれないから」という理由でした。
例えば飲み会を7時から開始ーっという時には何人かは残業で遅れて来たり、残業が終わらず来れなかったりという人たちもよくいます。結局香港の人達も残業する人は残業をします。多少の風邪でもは自分がぬけると仕事が進まないからいく人もいます。日本と似てる部分があると思った瞬間でした。
※筆者の知人から聞いたあくまで、筆者の周りの人間の事情であって香港全体の統計をとったわけではありません。
実際に残業はどうなの?
実際に残業はどうなんだろうと思い調べてみました。すると昨年末に香港の会社員の残業時間についての調査した新聞の記事がありました。それによると会社員の残業時間は1週間当たり
1週間あたりの残業時間 割合 2~4時間 18% 4~6時間 20% 6~8時間 19% 8時間以上 31% ※残業時間のデータ出典:蘋果日報
http://hk.apple.nextmedia.com/news/art/20151208/19403488
とのことです。ざっくり計算するとサラリーマンの半分以上の人が毎日1時間以上の残業をしているという計算になります。毎週6時間の残業だと一カ月で24時間程度なので、香港の人の残業は結構あるのですね。逆に残業が1週間に2時間未満という人はこの調査結果から計算してみると12%の割合しかないということになります。つまり残業が全くない人というのは、この調査結果からもかなり珍しいということが言えると思います。
今回もお読み頂きありがとうございました!
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