《広東語》 一 ~ 就 … : ~したら、すぐ…だ
- 2016/11/9
- 広東語(Cantonese), 文法, 中級
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「一 ~ 就 … 」とは
今回は「一 ~ 就 …」という用法について紹介したいと思います。これは比較的よく聞く文法になります。
文法 | 一(yat1) ~ 就(jau6) … |
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意味 | ~したら、すぐ…だ |
この文法は「一」の後に述べることをすると、すぐに「就」の後に述べることになるときに使います。「一」の後には動詞、もしくは動詞を伴う文が入り、「就」の後には動詞や形容詞、それに伴う文が入ります。
また、この文法の「一」は”いっぺん(一遍)”や”いったん(一旦)”に近い意味であり、「就」は”するとすぐに”という意味になります。
それでは例文を見ていきましょう。
この例文のように「一」は副詞のように動詞の直前に配置します、そしてその後に目的語などがあればそれが続きます。また、主語が入る場合は「一」の後ではなく前に述べてください。その後「就」を伴った動詞や形容詞、もしくはそれらを含む文が入ります。
今回は「一」の後に「睇書(本を見る)」、「就」を含む文で「想瞓覺(寝たくなる)」と述べているので、”本を見ると、すぐ寝たくなる”という意味になります。
では次は日本人の特徴を表した例文を紹介したいと思います。
例1と全く同じ構成になりますのでみなさん意味がおわかりになったと思います。この文は主語が「日本人」になっており、「一」の後に「入屋(家に入る)」、「就」の後に「除鞋(靴を脱ぐ)」となっています。なので”日本人は家に入ると靴を脱ぐ”という意味になります。
それでは、他の例文も見ていってください。
例文で練習しよう!
「勁」と似た意味の「犀利(sai1 lei6)」は”すごい”、”ひどい”という意味を持ち、良い事にも悪い事にも使えますが、良い事の場合は「勁」と同じくらいの意味の強さとなります。
補足
見た目が似ている用法として「一 + [名詞] + 就 ~」というものがあります。これについてはまたの機会に紹介させて頂きたいと思います。
今回もお読み頂きありがとうございました。
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