《広東語》 (初中級22)[動詞] + 多咗/少咗:[動詞]を多くする/少なくする
- 2018/10/25
- 広東語(Cantonese), 文法, 初中級
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こんにちは!今回は「[動詞] + 多咗/少咗」について紹介したいと思います。
「[動詞] + 多咗/少咗」とは
文法 | ① [動詞] + 多咗(do1 jo2) ② [動詞] + 少咗(siu2 jo2) |
---|---|
意味 | ①[動詞]を多くした ②[動詞]を少なくした |
この用法は動詞を多くする、少なくすることを述べる時に使います。基本的に状況が変化した後、過去の話に使われることが多いので「多/少」の後に「咗」がつくことが多くなります。それでは例文を見ていきましょう。まずは「多咗」を使った例になります。
この例文は「俾(意味:払う)」という動詞に「多咗(意味:多くなる)」を組み合わせることで”払うことを多くした”と述べています。またこの例では目的語の「錢(意味:お金)」があります。目的語を述べる場合は上記例文のように「[動詞] + 多咗/少咗 + [目的語]」という形にして使います。
次に「少咗」を使った例文を見てください。
この例文は「瞓(意味:寝る)」という動詞に「少咗(意味:少なくなる)」を組み合わせて”寝ることが少なくなる”ということを述べています。
具体的な数値を述べることもできる。
「多咗」、「少咗」というので具体的どれくらい多くなったのか、もしくは少なくなったのかも述べることができます。
文法 | ① [動詞] + 多咗 + [数] + [量詞] + [目的語] ② [動詞] + 少咗 + [数] + [量詞] + [目的語] |
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意味 | ①[動詞]を[数]の分の[目的語]を多くした。 ②[動詞]を[数]の分の[目的語]を少なくした。 |
このように「多咗/少咗」の後に数と量詞を述べます。目的語は会話の中で既にはっきりしている場合は省略することもできます。以下例文となります。
例4:
「咗」使わないこともある
「咗」を使うことが多いのですが、特に変化、過去を表さない場合は「咗」を使わないこともあります。例えば「要(意味:必要である、したい)」や「想(意味:したい)」、「幫(意味:手伝う)」などの動詞と組み合わせた場合にそうなります。
例6:
それでは他の例文も用意したので聞いて見て慣れていってください。
例文で練習しよう!
※香港ではヨガは自宅でやるのではなく、教室に通いインストラクターと一緒にやることも多いです。
※計(gai3):[動詞] 計算する。
この「計少」ですが計算を間違えた時に使います。少しわかりにくいのですが”販売者が商品の値段を本来の販売価格より安くしてしまった”ときに使います。例えば90香港ドルの商品を買う時にお店の店員さんが80香港ドルで会計してしまった時などです。
逆もあり、本来の値段より高く会計してしまうときは「計多(gai3 do1)」を使います。
※この例文の「不如睇多(一)次醫生」と「一」を省略しています。
今回学習した用法では”多く加える”という意味の「加多(ga1 do1)」と”少なく減らす”という意味の「減少(gaam2 siu2)」もよく使われますので覚えましょう。
※花紅(fa1 hung4):[名詞] ボーナス。
※[数] + 成(sing4):[名詞] [数] 割。
まとめ
今回学習した「[動詞] + 多/少咗」は後ろに数や目的語をとることができ、その場合は以下のように使います。
・[動詞] + 多/少咗 + [目的語]
・[動詞] + 多/少咗 + [数] + [量詞]
・[動詞] + 多/少咗 + [数] + [量詞] + [目的語]
今回もお読み頂きありがとうございました。
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