《広東語》 (初中級13)[動詞] + 好 : [動詞] 出来上がった。
- 2018/6/4
- 広東語(Cantonese), 文法, 初中級
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こんにちは。今回は「[動詞] + 好」を使った用法を紹介していきたいと思います。
「[動詞] + 好」とは
文法 | 肯定:[動詞] + 好(hou2) 否定:未(mei6) + [動詞] + 好(hou2) 疑問:[動詞] + 好未呀(hou2 mei6 a3) ? |
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意味 | 肯定:[動詞] 出来上がった。 否定:まだ[動詞]出来ていない。 疑問:[動詞]は出来た? |
今回学習する用法は動詞の後ろに「好」がくっついています。「好」って聞くと普通は形容詞の”よい”という意味を思い浮かべますが、とくに”よく[動詞]した”という意味ではありません。”出来る”という意味になり、”[動詞]が出来上がった”という意味になり、過去もしくは未来や仮定の話においてその動作が出来たということを表すときに使います。
まずは肯定の場合の例文を見ていってください。
この例文では「寫好」が今回の用法を使っている部分になります。”書く”という意味の動詞「寫」と「好」を一緒に使う事で”書くということが出来る”、”書くということが出来た”という意味になります。このような表現はまどろっこしいので”書き上げた”や単純に”出来た”となります。
それでは次に否定の場合を見ていきましょう。
「未寫好」の部分が今回の用法の否定形になります。否定形は日本語に訳すと”まだ[動詞]が出来ていない”という表現になり、「未 + [動詞] + 好」という形を使って表します。否定の時によく使う「唔」は使われません。動詞「寫」と組み合わせることで”書くということが出来ていない”という意味になります。
それでは最後に疑問文の場合を見ていきましょう。
「寫好未呀?」が疑問文の形を使った部分になります。初級文法講座「(初級58) [動詞] + 咗/完 + 未呀?: ~はした/終わったの?」にて学習した用法の「咗/完」の部分を「好」に置き換えた形「[動詞] + 好未呀?」で使います。
それでは他の例文も用意しましたので見ていってください。
例文で練習しよう!
この例文の「著好啲衫」の部分は直訳すると”服を着るということが出来る”ですが、日本語だと”服を着替える”という表現のほうが綺麗です。
※化妝(fa3 jong1):[動詞+目的語] 化粧をする。日本と同じ漢字の「化粧(fa3 jong1)」と書かれる場合もありますが、通常「化妝」を使います。。
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「[動詞] + 咗」と「[動詞] + 完]」と「[動詞] + 好」の違い
今まで動詞の意味を変化させる「咗」や「完」や、今回学習した「好」を習ってきましたが、この3つは何が違うんだろうと思うことがあるかもしれません。簡単に述べると
「[動詞] + 咗」:[動詞]した。
「[動詞] + 完」:[動詞]が完了する。
「[動詞] + 好」:[動詞]出来上がった。
という違いになります。こちらについては今後「語彙」シリーズで例文を使った比較をしていきたいと思います。
今回もお読み頂きありがとうございました。
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