《広東語》 唔理~,都… : ~だろうと、…だ
- 2016/11/5
- 広東語(Cantonese), 文法, 中級
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「唔理~,都…」とは
今回は「唔理~,都…」を使った文法について紹介していきたいと思います。
文法 | 唔理(m4 lei5)~,都(dou1)… |
---|---|
意味 | ~だろうと、…だ |
この用法は「唔理」の直後に「幾」、または「點」を配置し一緒に使われる場合がほとんどですので、今回は以下の2つのパターンを学習していきたいと思います。意味はそれぞれ
・唔理幾~,都…: どれくらい~だろうとも、…だ。
・唔理點~,都…: どのように~だろうとも、…だ。
となります。
「幾」は量に対して使う、「點」は状況・様子に対して使われますが、どちらを使ってもよい場合が多く、その場合は「唔理點」より「唔理幾」のほうがよく使われる傾向にあります。
少しわかりずらかったと思いますので早速例文を見ていきましょう。まずは「唔理幾~」を使った例文となります。
前半の「唔理幾忙」の部分では「唔理幾」の後に”忙しい”という意味の「忙」を一緒に使い、”いくら忙しかろうと~”と意味として使っています。そして後半の「我都去玩」では、忙しさがどうであろうと”私は遊び行く”と述べています。
このように前半の「唔理幾」の直後に述べることが”どんなレベル・状況・状態であれ、[後半の文章で述べること]である”というように使います。
では次に「唔理點~」を使った例文を見ていきましょう。
前半の「唔理點難」にて”難しさがどのようなものであろうとも~”と、「難」がどのようであろうとも後半の文章であると述べています。
それでは他の例文も用意したので聞いていってください。
例文で練習しよう!
この例文のように「唔理~都好,…」という形でもよく使われますが、”(どれくらい/いくら)~でもいいけど、…だ」という意味になります。また”タメ口のようなニュアンスも持っているので、いわゆる書面語にする際はこの「都好」は削られます。
この例文のように「唔理」の直後に「幾」も「點」も使われないこともあります。
補足
今回紹介した用法ですが以前取り扱った記事「就算~,都… : たとえ~でも、…だ」と似ていると思った方もいるかもしれません。「就算~,都… 」のほうは具体的な例を出していうのに対して、今回紹介した「唔理~,都…」の用法は一つの状態(疲れた、忙しいなど)に対してどうであろうともという表現になり、言わんとしていることは同じですが表現が少しだけ異なります。
今回もお読み頂きありがとうございました。
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2016年 11月 24日
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