《広東語》 唔使指擬/咪使指擬~ : 決して~ない
- 2016/11/13
- 広東語(Cantonese), 文法, 中上級
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「唔使指擬/咪使指擬~」とは
今回は「唔使指擬~」、「咪使指擬~」について紹介したいと思います。
文法 | 唔使指擬~(m4 sai2 ji2 yi3) 咪使指擬~(mai5 sai2 ji2 yi3) |
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意味 | 決して~ない |
基本の意味はどちらも同じで”お願いされても~ということはない”、”望んでも決して~ない”という意味です。
では「唔使指擬~」を使った簡単な例文を見てみましょう。例えば明日テストがあるため徹夜で勉強しないとまずい状況の場合以下のように述べることができます。
“寝ることができる”という意味の「有得瞓覺」に「唔使指擬」を使うことで”決して寝れない”と述べています。
また、「唔使指擬~」と「咪使指擬~」の違いですが、「咪使指擬~」のほうが使えるパターンに制限があります。
意味は「咪使指擬~」のほうが強く、日本語にすると
「唔使指擬~」:決して~ない
「咪使指擬~」:何があっても決して~ない
というような違いがあります。
「唔使指擬」は”決してない”とこれだけで一つの言葉として単独で使うことができますが、「咪使指擬~」は単独で使えず、後に続く文章が必要です。また、あまり大したことではない場合にも使用できません。これら「唔使指擬」、「咪使指擬~」はテレビや映画の中で比較的使われることが多いと思います。
補足として漢字で書く場合、「唔使指擬/咪使指擬」ではなく「唔使旨意/咪使旨意」や「唔使指意/咪使指意」を人もいます。
それでは例文を見ていきましょう。
例文で練習しよう!
※走得甩(jau2 dak1 lat1):捕まらずに逃げ切る。
※到大個(dou3 daai6 gwo3):(子供が成長して)大きくなったら。
補足
例文②、③、⑥は「咪使指擬」に置き換えることはできません。理由は、②は自分自身に対して言う・思う場合は使えません。③は別に大して重大なことでもないので「咪使指擬」にすると意味が強く違和感を感るためとなります。
⑦は先ほど説明した「咪使指擬」を単独で使うことができないためです。「咪使指擬」を使った文章は、意味は弱くなりますが基本的に「唔使指擬」に置き換えできます。
また例文⑥のように”もう次は決して~ない”という場合は「唔使再指擬」、「咪使再指擬」ということもできます。
今回もお読み頂きありがとうございました。
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